常任福祉文教委員会での視察、1日目。
姫路にある小中一貫校に行ってきました。
姫路市は小中一貫推進委員会がというものがあるほど、9年義務教育学校というものを推進しています。
その意図は小学校から中学校にあがる時の不安などをなくし、同じブロック(学区)の小中の先生たちが連携してそのブロックの子供達が目指す姿を明確にして教育に取り込んで行こう!というもの。
『学力向上』『人間関係力の育成』を目指しています。
そして、コミュニケーション能力や問題発見能力などの資質能力に着目して、この資質を伸ばすにはどんなカリキュラムがいいんだろう?と、
教科ごとの区切りではなく、教科を縦と横につなげてのつながりカリキュラムを取り入れているそうです。
これからの子供達に必要と言われている非認知能力。そういったものをまち全体で視野に入れた取り組みに驚きました。
またブロックごとに子供の目指す姿が違うそうですが、それは地域ごとのひと、もの(地域特有の環境)、こと(祭りなどの伝統行事や伝統文化)を教育に結びつけようという取り組みだそうです。
まだ小中一貫校は市内に3校だそうですが、小中一貫校、またはこれから小中一貫校にしたい学校はコミュニティスクールとしたそうです。
(コミュニティ・スクールと文部科学省が推進している学校運営協議会制度です。
保護者、地域住民が主体的に学校運営に参画し、教職員と共に地域で育てる子供の姿、これから目指す姿を共有して、地域で子どもたちを育てていこう!というもの。)
コミュニティスクールにとても興味を持ってたので、とても刺激になりました。
子どもを持つ母としても、このような先進的な取り組みをしている地域を見ると、自分の町の教育に不安を感じます。
これから子供達が他地域の子供たちと肩を並べて自信を持って成長していくためにも、いいものを取り入れた取り組みをしていって欲しい。
写真は白鷺小中学校から見た姫路城です。
視察2日目の今日は大阪の高槻市にあるこども未来館に行ってきます。