〜郷土を知る①〜

〜郷土を知る①〜

2月2日 838回伊東祐親公供養祭に参加させていただきました。

伊東祐親は平安時代末期の武将。
伊東を治めていた豪族です。

伊東市では祐親まつりというお祭りが毎年行われ、名前を知らない人はあまりいません。

でも、祐親公のことをよく知っている人は、わたしの年代ではあまりいないような気がします。

祐親の娘の八重姫と源頼朝が恋に落ちて、子供が生まれ、それに激怒した祐親により子供が松川に捨てられた話は有名ですが。。

以前、私より10歳くらい年上の方に、昔はみんなひとり一冊伊東の歴史の本をもらい歴史をみんな勉強していた。伊東の歴史を知らない人はいない。と言うお話を聞いたことがあります。
なので、50歳以上の方は様々な歴史をみんな当たり前に知っていることなのかな?

今回供養祭に参加させていただき、祐親は本当に伊東への想いが強く、伊東を守るためにはどうしたらいいのか?!伊東を守るための行動を重ねてたと聞きました。

敵の頼朝と恋に落ちた娘。
孫を殺めたのも、伊東を守るために苦渋の選択をしたのかな?!
最後に頼朝軍が力をまし、平家が追われる立場になった際、頼朝から許しを得たものの『以前の行いを恥じる』と自害したのも自分がはてることで伊東を守ろうとしたのかな?!
と考えていくと胸が苦しくなります。

とても深い思いに感謝して、今も受け継がれている祐親公への供養。

様々な人の思いを感じた1日でした。

また、祐親と甥の伊東の領土争いが発端で祐親の息子が殺され、残された幼子兄弟が大きくなったときに父への思いで仇を打ちにいったのが有名な『曽我兄弟の仇討ち』です。

曽我兄弟《河津十郎(兄)河津五郎(弟)》のお墓は今回供養祭をした東林寺にあります。

伊東祐親のお墓はそこから少し離れた大原町にあります。