9年前の3月11日。
今でもあの日の恐怖、悲しみは忘れません。
1歳半の娘とお家にいた時、長い長い揺れを感じました。
急いでテレビをつけて見る地震情報。
怖くてずっとテレビで様子を見ていたら、段々押し寄せてくる津波。
テレビを通して見ているのに、あそこまでの恐怖。
実際被害に遭われた人のことを考えたら….
言葉が見つかりません。
5月に出産を控えていて身重だった私。
その当時海の目の前に住んでいて、急いで逃げなきゃ!と避難用具を持って、一歳半の娘を抱っこして高台に避難しようと家を出ました。
家を出ると、いつもと変わらぬ風景が。
みんな普通に歩いてるし、普通に仕事をしている。
えっ!?逃げなくていいの??とびっくりしながら、防災訓練の時に向かう高台のお寺に向かいました。
お寺に避難しているのは私と娘、お腹の赤ちゃんだけでした。
30分ほど座っていました。
何事も起きてないことを確認して、家に戻り、急いで荷造りをして、高台にある実家に出産までお世話になることを決めました。
私は極度に心配性なのかも知れない。
しかし、テレビでは到達する可能性を喚起してたのに
避難しよう!と焦って逃げてきたのが私たちだけだった現実と外の日常の穏やかな流れを見た時にやっぱり不安を感じました。
これからいつ来るかわからない震災。
一瞬の判断で命を奪われることもある。
平時の危機管理、どこに逃げればいいか、高台はどこか?避難所は?避難用具の準備、確認。
3月11日を思い出す度に、確認しよう。と思います。
たくさんの方の命と生活を奪ってしまった震災。
ここから得た思いや悲しみを無駄にしないよう、出来ることをしよう。
改めて心に誓った3月11日でした。