2点目の質問は水産業振興について伺いました。
本市の2021年から10年間の総合計画では、「水産業振興において 水産物の安定的な供給、活用により漁業経営の安定・向上化が図られ、地域経済の発展に貢献すること」を目指す形としています。
基本的な取り組みとしては、
【安定した漁業の推進】【担い手の育成・確保】【魚食の普及】
を上げ、主な内容としては、沿岸漁場での資源拡大対策の推進、ブランド化の推進と流通経路の拡大、6次産業化に向けた漁業関係団体との連携による水産物の高付加価値化の推進、漁業者等への経営支援、青年漁業者等の育成、などで、水産資源の増大を目的とした生育環境の整備を支援するなどの役割を設けています。
昨今の漁獲量や魚価が下落傾向にある中、水産業振興に向け、さらなる支援が急務であると考えます。現状における支援策とともに今後の取組にり組みについて伺いました。
現状の取り組みとしては・高校生等を対象とした地魚のさばき方教室開催・学校給食を活用した魚食普及事業及び地魚の消費拡大に向けた支援・沿岸漁業資源の維持確保するためアオリイカの産卵漁礁の設置やヒラメ・アワビの種苗放流活動等への補助・伊豆地域栽培漁業推進協議会が取り組むマダイ放流事業や魚価が高い金目鯛の食害対策事業への支援等、今後の取り組みいとう漁業協同組合や静岡県海洋技術研究所伊豆分場などの関係機関と連携する中で、引き続き水産業が安定的に営まれるよう継続して支援を行ってまいります。とのことでした。
漁師さんからよく聞く磯焼け。磯焼けがひどくて、魚が捕れない。そんな悲痛な声を何度も伺いました。磯焼けとは海藻の著しい現象、消失状態が続き、海藻が生い茂らなくなる現象です。海藻が集まった藻場は魚や貝の餌や住処でもあり、磯焼けが進むと生態系全体に波及して沿岸の漁獲量が激減して漁村の疲弊にもつながります。
二次質問では本市の磯焼けの現状、磯焼け対策、県との連携、などを伺い、日ごろから声をキャッチし、今後も水産業が安定的に営まれていくよう、漁師さんや水産関係、団体などから具体的に事業の相談や提案があったら支援していただきたいとお伝えしました。
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