おはようございます!
昨日から常任観光建設委員会の視察に来ています。
1日目は長崎県島原市。
島原市では株式会社観光ビューローという観光地域づくり法人があり、『しまばらめぐりんチケット』というチケットを発売して観光を推進しています。
島原市は観光において2016年9月まで
島原温泉旅館組合、島原観光土産品協会、島原温泉観光協会、一財)島原城振興協会、島原市の管轄の観光施設と5つの組織がありました。
5つの組織だった時は全体をマネジメント出来ずバラバラ。
市管轄の観光施設だけでは赤字。財団が運営する島原城は稼いでも収支は0。
という課題があったそう。
そこで、5つの組織を一元化したら
連携した面的サービスができる。
市の赤字事業が縮小できる。
島原城の収益が最大化できる。
かもしれない。と、5つの組織をまとめて株式会社を設立することになりました。
市が4000万出資、残りは市民、市内事業者、市外の方から一口2万円で出資を募り2000万の出資で出来た株式会社島原観光ビューロー。
2017年に日本版DMO候補法人に登録し、2020年に地域DMOとなりました。
※DMOとは
観光地域づくり法人。
地域の稼ぐ力を引き出すとともに地域への誇りと愛着を醸成する地域経営の視点に立った観光地域づくりの司令塔。
【DMOになった事でのメリット】
地域の多様な事業者と連携出来る
観光庁の豊富な支援メニューが受けれる
先行事例などの情報が共有できる
とは言っても、出来た当初は、就業規則、給与形態など組織によってバラバラのまま。規定なども決められていなくて、条件が1番いい所に合わせて変更していったそう。
観光庁が進めるDMO形成の流れに先に乗ったんですね。
現在社員数は40名。
アルバイトはなし。契約社員7割、正社員3割で構成されていました。
取締役は4名体制
代表取締役は旅行会社からの出向、残り3名の取締役は市長、商工会議所会頭、市役所理事。
伊東でもDMOに向けて調査研究しているので、色々な事例がとてもお勉強になります。
島原めぐりんチケットについては次に投稿します。