12月議会一般質問② 小中学校の熱中症について②

昨日に引き続き熱中症の続きです。
暑さ指数って知ってますか?

特定の機器で測る指数ですが、湿度、気温、周りの熱環境で出てくる指数です。
小中学校ではゴールデンウィーク明けから毎日使用前に使用場所で測っているそうです。
31度以上になると原則運動は禁止。
この指数、高齢者においては安静時でも熱中症になる危険が高い数値です。
今回の熱中症対策を質問するにあたり、市役所の隣にある伊東小学校に行き話を聞かせていただきました。

今年は暑さ指数31度以上になり運動場の使用禁止が21回ほど。その半分ほどが体育館の使用が出来なかったそうです。
そんな日は子供達は外にも体育館にも行けず、1日教室にいます。
体育館の状況を見させてもらうと、夏の間は大型扇風機6台を稼働させ、周りに小さい扇風機も稼働させての対応だったそうです。

そして、見てびっくり。
体育館の窓が壊れていてざっと数えて96枚中30枚しか使用出来ないままでした。
開けることの出来る窓はノブを回して押すと下が少し開く下開きのもの。
これでは風も入らず、換気すら出来ないのでは?熱中症対策以前の問題です。

今年、部活動帰りに亡くなった中学生などもいてニュースになりました。
命に関わる問題です。行政として窓が開かない状態をどう考えているのかお聞きしました。

答弁としては、体育館が特殊な構造のため簡単に修繕できるものではなく、大規模修繕をしなくてはいけない。大規模修繕は他の小中学校などの事も考えて優先順位をつけて行なっているため、今後そういった事も考えながら早急に対応していく。
というものでした。

残念ながら、時間切れでその後の質問に続ける事が出来ませんでしたが、この夏休みの1ヶ月を抜かした期間で10回ほどは暑さ指数31度を記録している現状。
もし、大規模災害が夏に起きた場合、避難所として機能できるとは思えません。
早急に対応していただきたい。

今後も注視していきたいと思います。