視察2日目。高槻市にある『こども未来館』に行ってまいりました。

視察2日目は高槻市にある『こども未来館』に行ってまいりました。

こども未来館とは一階が認定こども園。二階が乳幼児健診や予防接種、育児相談などができる子ども保健センター、母子健康手帳の交付、妊娠、出産、育児の総合相談のできる子育て世代包括支援センター。
三階が研修室や会議室のある子育て支援人材育成施設
があるこども、子育てに関わるものが集まった施設です。
今年の四月からオープンしたということで、とてもキレイで整った施設でした。

高槻市は人口が増加した時期に、各小学校の近くに幼稚園を作ったそうですが、年々子供の数が減っていく中で施設管理するにあたり児童福祉のあり方を考え直し、公立施設を整理、集約し認定こども園化を進めています。
そして、園区制を廃止したそうです(どこの園でも選べる)

子ども未来館の中にあるこども園では予約制の病児保育や、民間に委託している休日、一時預かり保育の施設もあり、最大3ヶ月預けることができる定期利用のシステムがありました。
保育園に入れるには仕事が決まっていないと入るのが難しい。なので、仕事を決めるまでの期間(最大3ヶ月)預けれるようにしてその間にお母さんに就職活動をしてもらおう。というもの。

また認定こども園は乳児、幼児でクラスが分かれていて190人のこども達をみているそう。
学年毎のクラス編成ではなく、縦割りのクラス。
異年齢のこどもたちでまじ合うことで大きい子供たちは小さい子供の面倒をみるように。小さい子供達は大きい子供たちに憧れをもつようになるとのことで、市内ではほぼ縦割りだそうです。

また子供達の登園、降園は入り口にある機械に保護者がカードをかざすそう(ICT化)。それにより、預かり保育などの保育料の計算も簡単になったそうです。

まず着いてびっくりしたことが、周りの環境。
子ども未来館の隣には安満遺跡という遺跡に作られた公園、おもちゃメーカーのボーネルンドが運営する全天候型の遊べる施設がありました。
子どもが1日のびのび遊べそうな素敵な環境でした。
そして防災のこともしっかり考えられていました。

子どものことを考えて子どもに特化した施設、環境、とても素晴らしかったです。

(施設のなかの様子や園庭は園児がいるため、写真にはおさめませんでした)