児童養護施設 川奈臨海学園、地域小規模養護施設「わかな」を見学させていただきました。

先日市内にある「児童養護施設 川奈臨海学園、地域小規模養護施設 わかな」を見学させていただき、施設長などから色々なお話を伺いました。

「児童養護施設」とは保護者がいなかったり、いても虐待や貧困を理由に児童相談所を通して都道府県等が入所措置する施設です。平成29年10月現在605施設32,000人の子供達が暮らしています。

平成24年11月、国は児童養護施設の小規模化と家庭的養護を推進する報告書を取りまとめ、1つの建物に20人以上の児童が生活する「大舎制」から家庭的養護を行う小規模で生活する形に移行してきました。

川奈臨海学園も昨年施設を新しくし、令和3年5月より1ユニット6名✖️6ユニット でのユニット形式の家庭的養育を開始しました。また、より地域の中で家庭的に育てていけるよう、地域小規模施設も市内に開設しました。(個人所有の戸建住宅を長期借上げして行っています。)

地域に見守ってもらいながら、地域で子供を育てていく。特別扱いではなく普通に色々な体験をし、地域に触れ合う事で、しっかり土台を築き、自己肯定感を高め、社会に貢献できるように育ってほしい。そんな温かい思いがたくさん込められています。お部屋の中を見させていただきましたが、とても家庭的な作りになっていました。

地域小規模施設はこれからも様々な地域に作っていきたい!ということでしたが、こちらには物件探しという課題があるそうです。国の基準では原則一部屋2人まで。居室面積は1人あたり4.95㎡以上で別に居間、食堂等子供の交流する場所を有していることなどの条件があります。宿直の部屋も含めると最低でも6畳の部屋が3つ以上の4LDKの建物が必要だとのことですが、中々基準を満たす物件が見つからないそうです。

今回市内に出来た地域小規模児童養護施設の所有者は、未来ある子供達に住宅を提供することで素晴らしい社会貢献が出来る。子供達にもっと支援をしていきたい。そして、そんな人をもっと増やしたい。と温かい思いをたくさんお話しくださりました。たくさんの温かい思いに感謝する毎日です。ありがとうございます。

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