一般質問について③

一般質問③
最後の質問です。とても長文になってしまいました・・。
GIGAスクール構想においての本市のICTの活用について
・タブレット端末及び電子黒板の活用について、現在の取り組み
・タブレット端末の家庭への持ち帰りの状況と今後の取り組み
・新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、自宅療養や待機期間中の児童・生徒が増えている中、タブレット端末を活用したオンライン授業等の導入について伺いました。

GIGAスクール構想は、他の国と比べてICT環境が進んでいない現状を、日本の将来を担う子供たちが世界のICT化の波に乗り遅れ、国力の低下に繋がるということを危惧し、学校教育におけるICT改革案として打ち出しました。

1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備することで、特別な支援を必要とする子供を含め、多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、公正に個別最適化され、資質・能力が一層確実に育成できる教育環境を実現する。また、鉛筆やノートのように当たり前に活用できるようになることが当初の目的で、5か年で進めていく構想でした。

ところが2019年12月新型コロナウィルスの影響で、世界的にロックダウン、緊急事態宣言、学校休校と相次いで日常の生活がストップしました。

コロナという緊急事態の中でも、ICT(情報通信技術)を活用し、日々の学びが保障できるようにと当初5か年で計画していたGIGAスクール構想の整備が急速に進められ、2020年に前倒しになりました。

本市においても2020年度中に整備が進められ、2021年度からは学校での活用が始まりました。
学校での活用を拝見すると学校内での学びは今までの学びに比べて効率的になり、子供達も学びを楽しみながら機器にも親しんで学習しているように見受けられます。

しかしながら、伊東市において情報通信技術を活用しての日々の学びの保障には活用できているのでしょうか?
2020年の休校期間中、様々な地域でオンラインの活用を始めました。しかし、これはまだタブレットの整備が始まったばかりで準備がついていけなかった自治体がほとんどだったことは理解できました。しかし、あれから2年が経ち、休校時に対応できなかった自治体がどんどん活用を広げ、オンラインでのホームルーム、オンライン授業、ハイブリッド授業、を始め、今までの学習にプラスした教育の活用を始め、自治体の頑張りによっての教育格差がどんどん広がっているように感じます。

昨今、市内でも学級閉鎖、自宅療養、自宅待機にあたる子供たちが増え、私のもとにもその際の学習の支援についての不満の声が多く寄せられています。こういう時こそせっかく整備したICTを活用するべきではないかとみなさんから頂いた声を含め、質問させていただきました。

現在授業では積極的に活用し、授業が分かりやすくなり、有効活用できている。タブレットの持ち帰り状況は、保護者の申請があった場合のみ認めており、保護者が申請書を提出した割合は小学校69.4%中学校48.9%。申請書を出した生徒が持ち帰りを希望した日に担任等の許可を得て家庭でドリル的な学習や調べもの学習をしている。
オンライン授業等の実施をするには、すべての家庭からの申請、家庭や学校での通信環境の整備、著作権に関する課題、情報モラルの対応を整える必要がある。また新型コロナウィルス感染症の陽性者への配慮や教職員の負担等が課題となっている。との答弁を頂きました。

現状、申請書の問題、通信環境の問題、様々な課題があることはわかりました。ただ、これは他の地域も同じような課題があったのではないでしょうか?
他の地域の取り組みを見ていると、自宅のタブレットでもログインできる環境づくりだったり、ICT支援員によるシステム作りだったり、一歩一歩進めて形を構築しています。

伊東市のGIGAスクールガイドラインによるGIGAスクールガイドラインの『学習用タブレット以外のスマホやパソコンなどの端末からログインしてはいけない』というきまりを改めて自宅の端末からもログインできるようにしたらどうか?

伊東市にはICT支援員が一人しかいない。文科省は4校に1人を推奨している。本当だったら3,4人いなくてはいけない。家と学校をつなぐオンラインのシステム作りを構築するにもICT支援員を増やすべきなのではないか?

昨年の出生人数は221人。このまちで子供を育てたい!!と思うような教育施策もどんどん打ち出してほしい。真剣に考えていただきたい。
とお伝えしました。

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